日本では夏の風物詩として親しまれている手持ち花火だが、アイルランド共和国では花火の規制が厳しく、家庭で気軽に楽しむ文化はない。日本のように子どもが庭で線香花火を楽しむ光景は、アイルランドでは珍しい。日本では手持ち花火はスーパーやコンビニ、ホームセンターなどで気軽に購入できる。一方アイルランドでは一般向けの花火(fireworks)の販売・所持・使用は厳しく規制されていて基本的に許可(ライセンス)が必要 。無許可で個人が手持ち花火を楽しむことも違法になる可能性がある。基本的に、ハロウィーン時期などに違法花火の使用が問題になる。
なぜ規制が厳しいの?
主な理由は、
- 火災防止
- ケガや事故の防止
- 騒音による近隣住民や動物への影響
- 公共の安全
を守るため。
では、花火は見られないの?
いいえ。次のような機会には花火が打ち上げられる。
- 大規模なイベント
- お祭り(ハロウィンなど)
- 年越し(地域による)
- 公認の花火大会
これらは、主催者が必要な手続きを行ったうえで実施されている。
毎年ハロウィンの時、チャーミーの近所でもロケット花火や小型打ち上げ花火、噴出花火そして爆発音の出る花火が上がる。チャーミーが寝かかっている時に花火が上がって毎年寝不足(笑)近所の犬たちも驚いていっせいに吠えだす。ティーンエイジャーが北アイルランド(イギリス)から、花火を手に入れて打ち上げるのだ。
アイルランド共和国では一般の人が自由に花火を買うことは基本的にできないが、北アイルランド(イギリス)ではライセンスを取得すれば、一般の人でも花火を購入・使用できる。と言ってもアイルランドで花火を使う人が全員、自分で北アイルランドまで買いに行くわけではない。 違法な転売や密輸など、さまざまな経路で流通することが問題になっている。
例えば、違法なケースとしては次のような流れが考えられる。
- 北アイルランドで、ライセンスを持つ人が花火を購入する。
- その花火を別の人に譲ったり売ったりする。
- 花火がアイルランド共和国へ持ち込まれる。
- 共和国内でハロウィーンなどに使用される。
また別のケースでは、
- 花火を違法に販売している人から購入する。
- 購入した花火が実は北アイルランドから持ち込まれたものだった。
そのため、Garda(アイルランド警察)は、
- 違法な花火の販売
- 保管
- 輸送
- 使用
をまとめて取り締まっている。
つまり、ニュースで「北アイルランドから花火が持ち込まれた」と言っても、一般の人が合法的に買って持ち帰っているという意味ではなく、違法な流通ルート全体を指していることが多い。
日本では夏の夜に家族や友人と楽しむ文化がある。アイルランドでは、日本人が持つ「夏の夜に庭や海辺で線香花火をする」という感覚は一般的ではない。日本人にとっては「花火が自由にできない」と驚くこともある。

